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理事との協議
理事との協議 : 各過半数代表者と木谷理事との話し合い(05.10.28)メモ
投稿者 : admin 投稿日時: 2005-11-01 21:06:00 (2167 ヒット)

各過半数代表者と木谷理事との話し合い(05.10.28)メモ

13時〜14時17分、事務本部棟、特別会議室
法人側 木谷労務担当理事、沢田人事部長、花島人事課長、小山職員課長
過半数代表 川添(吉田地区)、森(病院地区)、松波(宇治地区)、藤田(大津地区)、八田(桂地区)、  欠席 市原(熊取地区)、大石(犬山地区)

1.人事院勧告の京都大学の対応について
木谷理事 2004年12月1日付けで俸給月額の引き下げ、勤勉手当の引き上げを行いたい。
川添代表 法人側の姿勢は、単に定められた手順としてか、それとも実質的な労使交渉で決めようとしているのか。
木谷理事 法律上の代表者に対して説明しており、一般教職員にも出来る限りの説明が当然の責務である。その中に労組も入っている。
川添代表 労組との交渉以外には学内教職員の合意をどのような手段でとられるのか、
人事部長 まず代表者に説明し、HPや説明会が必要であれば実施したい。
川添代表 ぜひお願いしたい。十分な了解を得てやられるよう求める。18年度の「構造改革」の見直しはどうするのか。
木谷理事 今回は17年度実施の説明のみ。18年度は実施の考えであるが、具体的にどうするかは検討中である。
川添代表 18年度は「給与法準拠」の原則にしたがうことは固まっているが、プロセスは固まっていない、ということか。
木谷理事 準拠することは決めているが、内容をみて検討中である、
川添代表 18年度以降の実施判断はどこで決定されるのか。
木谷理事 役員懇談会で議論して、就業規則の給与規程にある「当分の間」を維持する。
川添代表 法人としての意志決定と見なしていいのか。
木谷理事 そうです。
川添代表 「準拠」の考え方を変えないことを確認したと理解していいのか。
木谷理事 「準拠」の内容は、まったく同じものとは考えていない。手当、実施時期などどのようにするかはこれから検討する。
八田代表 「準拠」の内容が大きな問題を含んでいる。中高年令層では7%もの所得減となり労働意欲が阻害される、対応する労組との交渉できちっと意見を聞いて考えてほしい。
木谷理事 財政上のしばりがあり、人勧の考え方、評価などを大学にあてはめるとどうするか考えたい。
八田代表 地域給は、東京に厚く、地方は削る方針であり、法人化された京大としては公務員準拠には納得できない。独立法人であり、運営費交付金等について文科省などにも働きかけてほしい。
人事部長 言われることは理解できる面があるが・・・・・。
八田代表 近畿でも格差がでており、人材確保上差が出る、制度設計を見直してほしい。前回の説明会において本間理事は事務手続き上煩雑になるので実施時期を来年にすることも一案であるとの説明がされたがなぜ今回の案が出てきたのか?
人事部長 前回、何もしないとは提案していない。
川添代表 いくつかの案が考えられる、との見解だった。
木谷理事  前回は私もいなかったので前任者がどう説明したかよく分からないが、可能性の一つを説明したものと思う。今回の提案である12月実施は社会的な情勢等を勘案すると必要であるとの判断に立った。
八田代表 退職手当の財源と影響は、
人事部長 退職手当は文科省が別に精算、補填してくれる。引き下げないと大学が持ち出しとなる。
八田代表 いくら持ち出しになるのか。
人事部長 定年者のみの持ち出し額は、1千百〜1千二百万円となる。
八田代表 持ち出しをやらないためにやるのか。
人事部長 違う方向になったとは理解していない、基本的には「準拠」すると言ってきた。前回には遡及しない方針は示してきた。何もしないのでは外部に対して説明責任を果たすことができない。
川添代表 12月までに規程改正し、3月間のみで、18年度から準備作業も覚悟しているのか。
木谷理事 そうです。12月からの改正をお認めいただければ、すぐにかかりたい。
川添代表 何もしないという選択肢を破棄されたと理解していいか、多大な労力と業務を考えてもいとわない、と。
木谷理事 業務といえども、なぜやらないのか、の説明になっていない。
川添代表 社会的説明を考えると、新しい給与のあり方を創造しようとしないことが説明責任を果たしていないことになる。京大では他の方法を考えられるのではないか。あらゆることを決まったことそのままやることは考えたことにはならない。
人事部長 税金を使っており、公的分野への厳しい批判を受けてもいる。国の水準を踏まえて適正に判断を求められる。それを受けての京大の判断として落としどころを考えた。
木谷理事 適正に保つ姿勢を示すことが理解を得る。そうでないともっと厳しいしっぺ返しをくらうことになる。
川添代表 何を重視して判断するか。働く側としては中身がどうかであり、経営側としては内部の働く者への変更の必然性、合理性の説明がいる。外部への説明で内部には我慢をもとめているではないか。
木谷理事 いろんな形を通じて法人の置かれている状況を教職員に伝え、説明したい。
八田代表 国大協あたりで対応を相談してやっているのではないか。
人事部長 各大学で考えており、対応も一致していなし、出来ない。京大としての考えである。
松波代表 反対である。このような話し合いの場で教職員に説明したとはならない。文書での説明を求める。なぜ12月からで、4月実施できないのかきっちり説明すべきだ。
木谷理事 説明の努力はしていきたい。
川添代表 18年度も大幅な就業規則改定をされる方針か、概要を示して、教職員に説明、意見を求めるべきだ。いろんな形で18年度実施の概要を示すべきだ。一般教職員にも早い時期に説明の手続きをとるべきだ。
人事課長 まだ詳細が決まっていない。
川添代表 直ぐに18年4月から実施する必要がないのではないか。
人事部長 それは大学として厳しすぎる。
松波代表 18年4月からも早い段階から検討を始めて十分な意見交換の場を設定したい。
人事部長 細かいものが決まっていないので示せない。
藤田代表 国会成立の内容は、17年度分のみか。
人事部長 18年度の分も含まれている。
川添代表 理事の発言の「お認めいただければ」は、気になる。我々は意見を言う立場でしかない。
松波代表 社会に対してはいい顔できるが、内部に対してはきっちり説明できるかが問われている。きっちり対応してほしい。
森代表  看護師は毎年多く退職するので、外部からは京大病院に「言ってもだめ」「退廃気分を生む」状況になっている。納得できる説明がいる。京大に働く者の気分が高揚するよう考えてほしい。
川添代表 看護師の人材を長くいてほしいなら、戦略的に賃金を高くすることはあり得る。
木谷理事 任用面、労働条件全体を通して改善していきたい。
松波代表 具体的になっているのか。
木谷理事 業務の簡素化で業務を減らしていく、効率的な仕事ができる体制にしたい。
松波代表 若い人が希望を持って働けるようにしてほしい。下げるなら具体的な提案がほしい。
木谷理事 我々も考えるが、教職員から働きかけがあれば、効率化、やりがいをもった提案があれば、コンクールなど意見を吸い上げながら、業務を洗い出し、外部資金導入など、いろんな形を通して勤務条件改善につなげたい。
松波代表 トップダウンであり、基本的にはボトムアップで対応してほしい。議論する場をもつなり、具体的に行動してほしい。
木谷理事 トップダウン、ボトムアップの一方ではうまくない、それを生かすことが必要。事務改善でも200件ぐらい提案があった。それらをくみ上げて実施していかなければならない。
松波代表 フィールドバックして、キャッチボールしていい方法を見つけてほしい。
木谷理事 他のこともきっちりしていきたい。提案を積極的にやれる雰囲気が必要で誠実に答えていきたい。

2.超過勤務の不払いについて
川添代表 不払いの問題の調査結果は概要も知らされないのか。資料ももらえないのか。
職員課長 6,7,8月で、面談方式で確認したが、相違があるのは、481名、13,764時間数、32,523,125円、一部で非常勤職員4名があった。10月31日に労基に報告して判断をあおぐことになる。
川添代表 どのように判断される予想か。
木谷理事 不払いがあってはならない、実態が明らかになったので、勤務命令を必要なものに限る、必要なものは業務の適正な勤務管理を管理職に徹底してやっていく考えである。
川添代表 今回の調査結果で従前と齟齬が出た理由はなにか。なぜ違いが生じたのかの理由を調べるべきではないか。
木谷理事 今回労基に求められたが、ちゃんと出来ていないのはなぜか、それぞれきっちり、全員か検証?やっている必要がある。
川添代表 結果内容は、実態ではないのではないか、法人として強い姿勢ではない、また臨時検査があると思っている。撲滅するとの強いメッセージがない。全額支払うのか。
木谷理事 支払う。
川添代表 職員に届いていない、労基署に言われてやっている状況で法人の不払い撲滅に向けた強い意志が感じられない、それこそ社会説明ができない、もっと強い姿勢が必要だ。
木谷理事 おっしゃるとおりだ。あってはならないことである。事情を聞いて対策を見つけたい、当然、働いた分は支払わざるを得ない。
川添代表 業務改善、不払いを支払う、などを法人の意志としてはっきりすることが必要だ。
木谷理事 併せて対策を考えたい。

3.昇格問題について
八田代表 昇格発令の時期、なぜ遅れているのか。いつになるのか、理由は、
人事課長 勤務評定(自己評価)の作業整理が遅れたためで、年明けになることは予定していない。
八田代表 発令されれば今年の昇格基準を示してほしい。

4.人事院勧告問題
八田代表 18年度の構造改革の見通しを、次に会う機会を1,2週間前に早く調整してほしい。時期を示してほしい。
人事部長 規程案を示して意見を求めたいので、11月中旬にはお願いしたい。18年度分はその時点でわかる情報を示したい。
川添代表 ぜひとも十分な合意をしてことを進められるよう要望したい。
(終了 14時17分)


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